ローカルインスタンスストレージ (エフェメラルストレージ)で構成されている AWS インスタンス上で起動している DataKeeper システムは、DataKeeper のインテントログファイル (ビットマップファイル) を保存するためにインスタンスストレージを使用することができます。 AWS エフェメラルストレージを使用する際は、インスタンスが起動時にストレージを自動的に初期化するよう構成されていることを確認してください。 そうでない場合、インスタンスの電源が落とされ、その後再起動した際にエフェメラルドライブが登録されず、DataKeeper は、ビットマップファイルを見つけることができません。

Amazon マーケットプレイスでSIOSが 提供する全てのWindows AMI は、すでにエフェメラルディスクを起動時に初期化するように構成されています。ただし、いくつかの AMI はデフォルトでディスクの初期化が設定されていない場合もあります。

AWS で動作するWindows システムは、いくつかの方法でエフェメラルディスクを初期化することができます。仕組みは以下の通りです。

  1. EC2Config サービス: このサービスは Windows 2012R2 以前のバージョンの Windows 上にインストールされます。EC2Config は自動的にエフェメラルディスクを初期化します。追加の設定はありません。
  2. EC2Launch スクリプト: Windows 2016 以前のバージョンの Windows に対して Amazon がEC2Launch と呼ばれるツール一式を提供します。エフェメラルディスクを初期化するスクリプトは、 C:\ProgramData\Amazon\EC2-Windows\Launch\Scripts\InitializeDisks.ps1 で確認することができます。起動時に実行するようスケジュールするために、“-Schedule” オプションでスクリプトを実行します。エフェメラルディスクをすぐに初期化する場合は、オプションを付けずに実行します。
  3. EC2Launch V2 サービス: Windows 2016 以降のバージョンのWindows に対して、AmazonはEC2Launch V2 サービスも同様に利用可能にします。 このサービスは Amazon Web Services のプログラムグループにある “Amazon EC2Launch Settings”と呼ばれる構成ツールに付属されています。

このツールは、EC2Launch V2 サービスの開始時 (起動時)に初期化するディスクを選択するための “Volumes” タブを備えています。

DataKeeper は、システムが AWS 上で動作しているかどうかを検出し、エフェメラルディスクが備わっている場合は上記3つのうちの一つがディスクの初期化に使用されます。エフェメラルディスクが備わっていない場合は、ローカル設定のエラーがEMTray、DK GUIおよびDKHealthCheckに表示されます。

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