LifeKeeper Single Server Protection for Windowsについて
LifeKeeper Single Server Protection(SSP)を使用すると、単一ノード構成でのアプリケーション監視が可能になります(クラスタの要件や制約はありません)。物理または仮想(vSphere、KVM、Amazon EC2)いずれの単一ノード環境でも使用できます。LifeKeeper SSPは、実績のある安定したSIOS LifeKeeperのアーキテクチャ上に構築されており、優れたアプリケーション監視を提供し、障害が発生したアプリケーションおよびシステムインフラ要素(IPアドレス、ファイル共有リストなど)のリカバリを実行できます。何らかの理由でアプリケーションを回復できない場合、LifeKeeper SSPは、システムの再起動またはVMおよびアプリケーション監視用に構成されたVMware仮想マシンのVMware HAの再起動機能により、ノードの再起動を開始します。
注記: LifeKeeper SSPはSIOS LifeKeeperのテクノロジを使用して構築されているため、本ドキュメントではLifeKeeperのマニュアルを参照しています。SIOS Protection Suite for Windowsと共通のトピックについてはSIOS Protection Suite for Windowsのドキュメントにある情報を参照しています。これらの共通のトピックを参照する場合、次の項目に関してはLifeKeeper SSPには適用されません。
- クラスタリング
- コミュニケーションパス
- 共有ストレージ(要件、構成など)
- リソース階層の拡張/拡張解除
- ストレージキット(DR、DMMP、HDLM、LVM、MD、PPATHおよびNEC SPS)
注記: LifeKeeper SSPでストレージキットを使用していない場合、保護されているファイルシステムをマウントするために必要なデバイスがシステムブート中にアクティブになるように手順を実行する必要があります(たとえば、ファイルシステムが論理ボリュームにマウントされている場合、LifeKeeper SSPが起動する前にボリュームがアクティブ状態になっている必要があります)。
- リソース/マシンのフェイルオーバ(デフォルトでは、LifeKeeper SSPではノードが再起動します)
- リソースのスイッチオーバ
- 切り替え可能なIPアドレス(LifeKeeper SSPでは、一部の保護対象のアプリケーションには切り替え可能なIPアドレスが必要ですが、ノードが1つしかないため、実際には切り替えは行われません)
注記: Amazon EC2で実行している場合、IPリソースを作成する前に、Amazon EC2マネジメントコンソールを使用して、NICにセカンダリプライベートIPアドレスを割り当てます。次に、LifeKeeper GUIクライアントを使用しているNICでプライベートIPアドレスとしてIPリソースを作成します。Elastic IPをIPリソースに関連付けることができます。
LifeKeeper SSPの基盤であるSIOS LifeKeeper製品の詳細については、共通するリリース番号の SIOS Protection Suite for Windows ドキュメンテーション を参照してください。このドキュメントには、リソース階層の作成、リソースタイプ、状態と関係、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)、および一般的なタスクと高度なタスクに関する詳細情報を記載しています。
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