ins_remove [-d destsys] [-R roottag] [-a appname] [-r restyp][-t tag] [-i id] [-v] [-I] [-N] [-G]

destsys システムの構成データベースからリソースインスタンスを削除します。このコマンドを実行すると、リソースの依存関係とイクイバレンシも削除されます。 destsys を指定しないと、カレントシステムが対象となります。 

注記: ins_remove は、指定されたリソースに直接的または間接的に依存するリソースを削除してから、指定されたリソースを削除します。

リソースインスタンスを削除する場合、削除するインスタンスのリソースタイプに削除処理が定義されていると、その削除処理はインスタンスを削除する前に実行されます。

このコマンドには、次のオプションを指定できます。

-R -R オプションは下位の階層全体と、それに依存するリソースをすべて削除します。 roottag 文字列に複数のリソースタグ名を区切り文字 ^A で区切って記述すると、指定したリソースとその下位リソースを再帰的に削除できます。削除処理は、削除対象でないリソースが依存するリソースが現れるまで続きます。
-a -a オプションで指定したアプリケーションのリソースだけを削除します。
-r -r オプションで指定したリソースタイプのリソースをすべて削除します。
-t (または -i) -t (または -i ) オプションを指定すると、一致する タグ 、または ID を持つインスタンスとその依存リソースを削除します。
-v -v オプションを指定すると、削除したリソースインスタンスすべてのタグ名を標準出力に表示します (詳細モード)。
-I -I オプションを指定すると、リソース階層を初期化し、 ins_remove の適切な動作を保証します。このオプションは、 ins_remove を最上位レベルで再帰的に呼び出す場合に使用します。例えば delete スクリプトで ins_remove を下位レベルで再帰的に呼び出す場合、このオプションは不要です。delete スクリプトから ins_remove を再帰的に呼び出す場合は、 -I オプションを使用しないでください。
-N -N オプションを指定すると、 ins_remove はリソース階層を初期化しません。上位レベルで ins_remove を呼び出すと、 -I オプションが自動的に付くためです。delete スクリプトは親である ins_remove から呼び出され、 -N オプションは階層サイクルを発生しないため、 -N オプションは delete スクリプト内部で使用する必要があります。
-G -G オプションは、 ins_remove を呼び出すときに delete 前処理スクリプトと delete 後処理スクリプトを実行しないように指示します (LCD を参照)。 ins_remove を最上位で複数回呼び出し、 ins_remove を呼び出す前後に LCD の lcdrecover -g delete を使用して delete 前処理スクリプトと delete 後処理スクリプトを手動で実行する場合に、このオプションが有用です。最上位で呼び出した ins_remove は、delete 前処理スクリプトと delete 後処理スクリプトを実行するため、delete スクリプトには -G オプションを指定してください。

フィードバック

お役に立ちましたか?

はい いいえ
お役に立ちましたか
理由をお聞かせください
フィードバックありがとうございました

このトピックへフィードバック

送信