バージョン8.8.0

重要!!

本製品をインストールまたは使用する前に、必ずこのドキュメントをお読みください。
このドキュメントには、インストール時とその前後に留意すべき重要な項目に関する情報が記載されています。

はじめに

このドキュメントは LifeKeeper Single Server Protection for Windows (LKSSP) 製品のインストールや設定、管理を行う担当者向けのものであり、このドキュメントには、LifeKeeper Single Server Protection のマニュアルには記載されていない重要な情報が含まれています。LifeKeeper Single Server Protectionソフトウェアをインストールして設定する前に、必ずこのドキュメントの内容を確認してください。

 

LifeKeeper Single Server Protection 製品の説明

LifeKeeper Single Server Protectionを使用すると、物理および仮想のいずれでも、単一ノード構成でのアプリケーション監視を実施できます(つまり、クラスタの要件や制約はありません)。LifeKeeper Single Server Protectionは、実績のある安定したSIOS LifeKeeperのアーキテクチャに基づいて構築されています。LifeKeeper Single Server Protection for Windowsは、優れたアプリケーション監視を提供し、障害が発生したアプリケーションおよびシステムインフラストラクチャの要素(IPアドレス、ファイル共有リストなど)のリカバリを実行できます。何らかの理由でアプリケーションを回復できない場合、LifeKeeper Single Server Protectionは、システムの再起動またはVMおよびアプリケーション監視用に設定されたVMware仮想マシンのVMware HA再起動によって、ノードを再起動します。

 

LifeKeeper Single Server Protection for Windows Version 8 の新機能

機能
説明
本バージョンでの新機能
全体的なメンテナンス バグ修正
バージョン 8.7.2 の新機能
OpenJDK 15 LifeKeeper Single Server Protection for Windows は、OpenJDK15 をサポートし、同梱するようになりました
PostgreSQL 13 LifeKeeper Single Server Protection for Windows は PostgreSQL 13 をサポートするようになりました。
サポートされている構成の詳細につきましては サポートマトリックス を参照してください。
PostgreSQL 12 LifeKeeper Single Server Protection for Windows は PostgreSQL 12 をサポートするようになりました。
サポートされている構成の詳細につきましては サポートマトリックス を参照してください。
Oracle Pluggable Database Recovery Kit Oracle プラガブルデータベースをサポートするようになりました
vSphere 7.0 VMware vSphere 7.0 をサポートします。
サポートされている構成の詳細につきましては サポートマトリックス を参照してください。
EnterpriseDB v13 LifeKeeper Single Server Protection for Windows は EnterpriseDB v13 をサポートするようになりました。
サポートされている構成の詳細につきましては サポートマトリックス を参照してください。
全体的なメンテナンス バグ修正
バージョン 8.7.1 の新機能
全体的なメンテナンス バグ修正

 

バグの修正

以下に、最新のバグの修正および機能強化のリストを示します。

説明
PW-2284 emcmd . createjob が適切に共有ボリューム構成フラグを設定できるようになりました。
PW-2794 PDBS が追加および削除される際にボリュームの依存関係を処理することができるようになりました。
PW-2886 ビットマップボリュームの欠落や不正な初期化をユーザーに警告し、処理するようになりました。
PW-2925 lksupportを実行した際に、Oracle PDBの情報が取得できないことがある問題を修正しました。
PW-3241 EMTrayが完全に終了しない問題を修正しました。
PW-3702 LifeKeeperに同梱されてないPerlが呼び出されることで、GUIの実行に失敗することがある問題を修正しました。

 

コンポーネント

LifeKeeper Single Server Protection Softwareはバンドルされており、64ビットシステム(x86_64)で実行されます。

製品
オペレーティングシステム
LifeKeeper Single Server Protection for Windows

(サーバコンポーネント)

SPS サポートマトリックス を参照
LifeKeeper Single Server Protection for Windows

(ユーザインターフェース)

SPS サポートマトリックス を参照
仮想環境

上記のオペレーティングシステムは以下の仮想プラットフォーム上で動作するゲストとしてサポートされています。

  • Amazon EC2 (AWS)
  • VMware vSphere 6.5, 6.7 (サポートされているバージョンの詳細については、 サポートマトリックス を参照してください。)
  • Microsoft Hyper-V 2008 R2 以降

上記の OS プラットフォームすべての 64 ビットバージョン (Itanium を除くx64) がサポートされます。

 

オプションのリカバリーキット

LifeKeeper Single Server Protection for Windows とオプションの LifeKeeper Single Server Protection for Windows リカバリーキットを連携させるには、ソフトウェアライセンスキーが必要です。

Kit Name
Versions/Requirement(s)
Microsoft SQL Server リカバリーキット SPS サポートマトリックス を参照
Oracle リカバリーキット SPS サポートマトリックス を参照

 

要件

LifeKeeper Single Server Protection を Windows 2008 にインストールするとき、以下に説明するようにシステム設定を変更するかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。インストーラで変更できない場合は、インストールが終了してから手動で変更する必要があります。

  • Windows ファイアウォール
  • Distributed Link Tracking Client無効 にする

LifeKeeper Single Server Protection for Windows および Microsoft FTP Service 7.5 for IIS 7.0 を実行するシステムの場合は、Windows 2008 R2 以降が必要です。

さらに、Windows サーバがドメイン内にない場合は、ローカルセキュリティポリシー設定 “ネットワークアクセス: Everyone アクセス許可を匿名ユーザに適用する” を有効にする必要があります。サーバがドメイン内にある場合、この設定は必要ありません。

 

LifeKeeper Single Server Protection for Windows の要件

以下の表に、LifeKeeper Single Server Protection for Windows およびリカバリーキットに該当する要件を示します。

Core
要件
LifeKeeper Single Server Protection for Windows のライセンス LifeKeeper Single Server Protection for Windowsを実行するサーバごとに 1 つのライセンスが必要です。これは物理サーバおよび仮想サーバの両方に適用されます。
LAN Manager リカバリーキット “Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有” コンポーネント (lanmanserver) を Windows サーバにインストールする必要があります。NetBIOS も有効にする必要があります。そうしないと、LAN Manager リソースは起動しません。
メモリ要件 LifeKeeper Single Server Protection for Windows をサポートするシステムに必要な最小メモリ容量は、使用している オペレーティングシステム のメモリ要件に基づいて決まります。ユーザアプリケーションを実行するには SIOS Protection Suite に必要なメモリ以外に追加のメモリが必要です。
GUI ポート:

LifeKeeper Single Server Protection for Windows は、GUI サーバと GUI クライアントの間の Remote Method Invocation (RMI) 通信にポート 82 を使用します。

LifeKeeper GUI は管理 Web サーバにポート 81 を使用します。管理 Web サーバはパブリック Web サーバとは別のものにする必要があります。これはリモートクライアント上で Java アプレットとして実行する場合に GUI で使用されます。

既存のアプリケーションと競合する場合、これらのポートを変更するには、 SIOS\LIFEKEEPER\JAVAGUI\SERVER レジストリキーの RMI_PORT または WEB_PORT エントリを編集します。

 

クライアントプラットフォームおよびブラウザ

LifeKeeper Single Server Protection Web クライアントは、Java Runtime Environment JRE8 アップデート 51 をサポートしている任意のプラットフォームで実行できます。現在サポートされている構成は、Firefox(Firefox 51以前)および Windows 上の Internet Explorer、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows 7、Windows 8 または Windows 10(JRE8アップデート51)です。その他の最近のプラットフォームおよびブラウザもSPS Webクライアントで動作する可能性はありますが、SIOS Technology Corpではテストを行っていません。さらに、各ブラウザの特定の機能もテストしていません。

LifeKeeper Single Server Protection コンポーネント(例:VMware 構成にインストールされている場合の SteelEye Management Console および vCenter)および保護対象の Windows ゲストの IP アドレスは、DNS またはローカルホストファイル (通常は /etc/hosts または C:\windows\system32\drivers\etc\hosts) を介して解決できる必要があります。ローカルホストファイルを使用すると、クライアント接続時間が最小限に抑えられ、クライアントはドメインネームサーバ(DNS)に障害が発生した場合でも接続できます。

 

テクニカルサポート

サポート契約を結んでいるSIOS Technology Corp.のお客様は、新しい SIOS Technology Corp. Support Self-Service Portal にアクセスできます。

SIOS Technology Corp. Support Self-Service Portal では、以下のことができます。
  • ソリューションナレッジベース を検索して、問題の解決策と質問への回答を探すことができます。
  • SIOS Technology Corp.のサポートチームによる24時間年中無休のサポートサービス経由で、以下のことができます。
    • ケースを記録して 新しいインシデントを報告する
    • ケースを表示して 、未解決および解決済のインシデントをすべて表示する
    • Review Top Solutions で、お客様によく見られている最も一般的な問題解決に関する情報を提供する

セルフサービスポータルアカウントのセットアップと有効化は、SIOS Technology Corp.サポート support@us.sios.com までご連絡ください。

SIOS Technology Corp.サポートへのお問い合わせは、以下の連絡先もご利用いただけます。

1-877-457-5113 (通話料無料)

1-803-808-4270 (海外からのお問い合わせ)

メールアドレス: support@us.sios.com

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