LifeKeeper をインストールしてボリュームと通信リソースを設定すると、Oracle を保護対象ボリュームにインストールする準備が整います。
Oracle 12c のインストール: Oracle12cには、いくつかの新しいインストールオプションがあります。ソフトウェアとサンプルデータベースのインストールには、以下のオプションを推奨します。
- Oracle Services Account - "Windows Built-In Account" を選択してください。 これは、ローカルシステムアカウントを参照します。
- Container Database - "Container Database"のチェックを選択してください。これは、サンプルデータベースのチェックボックスオプションです。
Oracle 12c R2 をインストールする場合 SYS と SYSTEM のユーザ名を変更するために 拡張インストール に進みます。
- Password Management - サンプルデータベースがインストールされると、 “Password Management” ボタンが表示されます。 ボタンを押下して、SYSとSYSTEM管理者アカウントにパスワードを設定してください。Oracleリソース作成時に指定するユーザーに、SYSTEMユーザーを使用できます。
プライマリサーバ上
- Oracle ソフトウェアを保護対象の共有ボリュームにインストールします。“Create Database“のチェックを選択したため、併せてOracleデータベースが作成されます。この Oracleデータベース に関連するすべてのファイル (ログ、トレース、コントロール、データファイルなど) は保護対象ボリューム上に置かれている必要があります。
- デフォルトの TNSListener サービスである Oracle<OraHome>TNSListener を停止して、起動モードを [手動] に設定します。(この後の手順で、保護対象となる SID の新しい Listener を作成します。)
- Oracle Net Manager を使用して、以下の手順に従って、Oracle が LifeKeeper で保護する通信リソースを使用するように設定します。
OracleデータベースのSID 名と、同じ名前のListenerを作成します。 リスニング位置 を設定して、LifeKeeper で保護する IP アドレスおよび名前付きパイプ (LAN Manager 別名) を指定します。次に、listener.oraを編集して、静的サービス登録を構成します。
Oracleデータベースの設定を変更します。Oracle のLocal Listener 初期化パラメータを使用して、動的サービス登録が実行されるように構成します。TCP/IP については、ホスト名を保護される IP アドレスに変更してください。 名前付きパイプ については、マシン名を LAN Manager の別名に変更してください。
- LifeKeeper で保護される Oracleデータベースに対応する TNSListener のWindowsサービスを個別に作成します。このサービスは、lsnrctl Start <SID> コマンドを使用して作成する必要があります。これにより、Oracle<OraHome>TNSListener<SID>という名前をもつWindowsサービスが作成されます。
- [サービス] ツールを使用して、以下の手順で Oracle サービスをテストします。
新規の TNSListener サービスを正常に停止および起動できるかどうかを確認します。
OracleService<SID> サービスが Oracle によって作成されたことを確認します。
すべての Oracle サービスを停止します。
バックアップサーバ上
- LifeKeeper で、バックアップサーバ上の保護対象ボリュームをサービス中にします。
- ORACLE_BASEに対応するディレクトリをリネームします。新規インストールの場合は、データファイルを削除することができます。
- Oracle ソフトウェアを保護対象のボリュームにインストールします。使用するインストールオプションは、プライマリサーバと完全に一致させてください (Oracle Home、SID 名およびパスを同じにする)。プロンプトが表示されたら、既存の Oracle 設定の上書きを選択します。 注記: *.bak へのファイルの移動に関するエラーは無視してください。
- デフォルトの TNSListener サービスである Oracle<OraHome>TNSListener を停止して、起動モードを [手動] に設定します。
- 必要に応じて以下の手順に従って、 Oracle Net Manager を使用して、Oracle が LifeKeeper で保護する通信リソースを使用するように設定します。
OracleデータベースのSID 名と、同じ名前のListenerを作成します。 リスニング位置 を設定して、LifeKeeper で保護する IP アドレスおよび名前付きパイプ (LAN Manager 別名) を指定します。次に、listener.oraを編集して、静的サービス登録を構成します。
Oracleデータベースの設定を変更します。Oracle のLocal Listener 初期化パラメータを使用して、動的サービス登録が実行されるように構成します。TCP/IP については、ホスト名を保護される IP アドレスに変更してください。 名前付きパイプ については、マシン名を LAN Manager の別名に変更してください。
- LifeKeeper で保護される SID の TNSListener サービス インスタンスを個別に作成します。このサービスは、lsnrctl Start <SID> コマンドを使用して作成する必要があります。これにより、Oracle<OraHome>TNSListener<SID> という名前をもつサービスが作成されます。
- [サービス] ツールを使用して、以下のように Oracle サービスをテストします。
新規の TNSListener サービスを正常に停止および起動できるかどうかを確認します。
OracleService<SID> サービスが Oracle によって作成されたことを確認します。
バックアップサーバ上の Oracle サービスをすべて停止します。
プライマリサーバ上
- プライマリサーバ上で、ボリュームリソースをサービス中に戻します。
- プライマリサーバ上で OracleService<SID> サービスを開始します。
- プライマリサーバ上に Oracle 階層を作成して、バックアップサーバに拡張します。詳細については、Oracle 階層の作成 を参照してください。
- 手動フェイルオーバを実行し、新しい Oracle 階層をテストします。
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