クラスタの外部のシステムから SIOS Protection Suite を管理する場合は、Web クライアントを使用する必要があります。これは、どのオペレーティングシステムを実行するリモートシステムからでも可能です。SIOS Protection Suite for Windows は、単一セッションで Linux サーバと Windows サーバの両方を管理することはできませんが、OS に関わらず、Windows システムまたは Linux システムのいずれかを管理できます。最初に接続するサーバ OS のタイプによって、そのセッションで管理できる OS のタイプが決まります。Linux サーバと Windows サーバの両方を同時に管理する必要がある場合は、それぞれに 1 つずつ、2 つのブラウザウィンドウを開く必要があります。
リモートシステムのブラウザは、JRE 1.8 をサポートする必要があります。SIOS Protection Suite Web クライアントがサポートされるプラットフォームとブラウザについては、 SIOS Protection Suite for Windows リリースノート を参照してください。以降では、リモートシステムで Web ブラウザを設定するための手順を説明します。
以下の手順に従って、SIOS Protection Suite Web クライアントを実行してください。
- SIOS Protection Suite Web ページの URL http://<server name>:81 (<server name> は SIOS Protection Suite サーバの名前) を開きます。Web ページには SIOS Protection Suite スプラッシュ画面とアプレットが含まれています。
Internet Explorer を使用して Web クライアントを初めて実行した場合、適切な Java プラグインがシステムにインストールされていないと、プラグインのダウンロードサイトに自動的にジャンプします。アップグレードの手順については、Java のアップグレード を参照してください。
注記:
•プラグインをインストールした場合およびプラグインのプロパティを変更した場合は、ブラウザをいったん閉じてから再起動してください。上記の SIOS Protection Suite サーバの URL を再入力する必要があります。
Web ページが開くと、以下の処理が実行されます。
•スプラッシュ画面の表示
•アプレットの読み込み
•Java 仮想マシンの起動
•サーバファイルのダウンロード
•アプレットの初期化
ネットワークとシステムの構成によっては、これらの処理に最大 20 秒かかる場合があります。通常、アプレットの読み込み時や初期化時にはブラウザに最小限のステータスが表示されます。
注記: 「証明書を確認できません。コードは未署名として扱われます」という Java プラグインのセキュリティ警告が表示される場合があります。 [OK] をクリックしてください。
次に、スプラッシュ画面の下のアプレット領域に [起動] ボタンが表示されます。スプラッシュ画面に [起動] ボタンが表示されない場合や、アプレットの読み込みと初期化に失敗したと思われる場合は、このガイドの GUI ネットワーク関連のトラブルシューティング を参照してください。
- [起動] をクリックします。SIOS Protection Suite Web クライアントが起動し、 ダイアログボックス が自動的に表示されます。接続先サーバの名前を [サーバ名] に入力し、 ログイン名 と パスワード を入力します。サーバ名を入力してクラスタへの接続が確立されると、GUI ウィンドウが表示されます。
注記: 一部のブラウザでは、アプレットによって作成されるウィンドウとダイアログに「警告: アプレットウィンドウ」が追加されます。これは正常なので、無視してください。
ブラウザのセキュリティレベルの設定
SIOS Protection Suite Web クライアントを実行するには、ブラウザのセキュリティ設定の変更が必要になる場合があります。以下の手順に従ってください。
Internet Explorer
Internet Explorer では、通常、SIOS Protection Suite サーバは自動的にローカルイントラネットゾーンに配置されます。配置されていない場合、以下のように、すべての SIOS Protection Suite サーバをローカルイントラネットゾーンに手動で追加してください。
- [ツール] メニューの [インターネットオプション] をクリックします。
- [セキュリティ] タブをクリックします。
- [ローカルイントラネット] を選択します。
- [サイト] をクリックします。
- [詳細設定] をクリックします。
- 接続する SIOS Protection Suite サーバのサーバ名とポート番号 (例: http://server1:81) を入力します。複数ある場合は、入力するたびに [追加] をクリックします。
- 完了したら、 [OK] をクリックします。
Mozilla Firefox
- [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
- [オプション] ダイアログボックスの [コンテンツカテゴリ] をクリックします。
- [Java を有効にする] と [Java スクリプトを有効にする] オプションをオンにします。
- [OK] をクリックしてください。
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