SIOS Protection Suite の [Extend Resource Hierarchy] オプションを使用すると、既存のリソース階層を別のサーバにコピーし、同じリソース階層をコピー先のサーバに作成できます。リソース階層を他のサーバに拡張すると、カスケーディングフェイルオーバが可能になります。コピー元のリソース階層を持つサーバをテンプレートサーバ、リソース階層を拡張するサーバをターゲットサーバと呼びます。
ターゲットサーバは拡張した階層を起動し、アクティブなコミュニケーションパスを介して、他のリモートサーバ上のイクイバレンシと通信できなければなりません。つまり、既存のリソース階層に関連付けたリカバリキットは、ターゲットサーバを含めて階層が常駐する全サーバにインストールする必要があります。
注記: 新しいリソース階層を作成すると、階層を拡張するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
- 既存のリソース階層を拡張する場合は、拡張するリソース階層を選択し、 リソースコンテキストメニュー または リソースコンテキストツールバー の [Extend Resource Hierarchy] をクリックします。
- バックアップサーバ を選択し、 [次へ] をクリックします。
- SIOS Protection Suite による拡張事前検査の結果がダイアログボックスに表示されます。検査に成功した場合は、拡張事前検査スクリプトが正常に実行されたことを示すメッセージが表示されます。各項目が適切なことを確認し、 [次へ] をクリックして、拡張するリソース階層に必要なデータを指定します。
注記: 複数のルートを持つ階層は、一括して拡張する必要があります。複数ルートの階層は、単一のルート階層としては拡張できません。
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