SIOS DataKeeper では、同期中のボリュームにアクセスして書き込むことができます。再同期中、DataKeeper はビットマップを複数回パスし、検出された各ダーティビットに対応するデータを同期します。これが行われている間、ボリューム上で発生する書き込みは、すでに同期されているブロックをダーティにする可能性があります。特定の条件下では、ソースボリュームに対する書き込み処理が頻繁に行われるため、再同期が完了しないことがあります。

ソースボリュームで書き込みが行われている間に再同期を完了させるために、DataKeeper は最後のダーティブロックが同期できるよう書き込みを一時的に遅らせる場合があります。 ResyncLowWater レジストリの値は、DataKeeper が書き込みを遅らせるためにビットマップに存在できるダーティブロックの最大数を指定します。 ResyncBlockWritesTimeoutMs レジストリの値は、書き込みが遅れる最大時間(単位:ミリ秒)を指定します。

DataKeeper は、再同期が複数の再同期パスを試行するまで(具体的には、 MaxResyncPasses レジストリの値で指定された値の10%)、書き込みを遅らせません。たとえば、MaxResyncPasses がデフォルトの200に設定されている場合、21番目がビットマップをパスするまで DataKeeper は書き込みを遅らせず、ダーティブロックの数が ResyncLowWater 以下の場合にのみ書き込みを遅らせます。

書き込みが遅延しても ResyncBlockWritesTimeoutMs で指定された時間内に再同期が完了しない場合、再同期は失敗し、書き込みが完了できるようになります。また、ミラーは一時停止状態になります。

書き込みの遅延を完全に無効にするには、ResyncLowWater を 0 に設定してください。

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