volume [ -d | -D ]  [-l | -u | -p | -U   volume_letter ]

説明

このコマンドは、Windows サーバ上にあるボリュームのロックとロック解除を行います。LifeKeeper サービスへの登録にも使用できます。このコマンドを使用して LifeKeeper にボリュームを登録した場合、LifeKeeper によりそのボリュームが起動時に保護 (ロック) されます。ロックは、ボリュームに排他制御を適用するため、他のプロセスはボリュームにアクセスできなくなります。

このコマンドを使用するには、LifeKeeper が稼働している必要があります。このコマンドは、LifeKeeper サービスと通信して、ロック機構を提供します。

volume コマンドに指定できるオプションは、次のとおりです。_volume_letter_ には、ロック / ロック解除または保護 / 保護解除するドライブレター (C ~ Z) を指定します。

-d

ロックしているボリュームを表示します。

-D

LifeKeeper に登録されているボリュームを表示します。-p オプションで追加されたボリュームを表示します。-D を指定すると、-d オプションとは異なるリストが表示されます。

-l

ボリュームを排他的アクセスとしてロックします。リモートユーザがボリュームを開くか、ローカルアプリケーションが書き込み用にボリュームを開くと、ロックは失敗します。

-u

ボリュームの排他アクセスを解除します。

-p

LifeKeeper にボリュームを登録します。LifeKeeper を再起動すると、ボリュームは自動的にロックされます。

-U

LifeKeeper に登録したボリュームを解除します。LifeKeeper を起動しても、ボリュームは自動的にロックされません。

volume コマンドの使用例を次に示します。

#

  1. ドライブボリューム e: を LifeKeeper でロックするように登録する

#

ret=`volume -p E`

if [ $ret -gt 0 ]

then

# ドライブボリューム e: が保護されていないエラーを報告する

fi

#

# ボリューム e: を排他アクセス用にロックする

#

ret=`volume -l E`

if [ $ret -gt 0 ]

then

# ドライブボリューム e: が保護されていないエラーを報告する

fi

終了コード

このコマンドは、次の終了コードを返します。

0 処理に成功した。
正数 処理に失敗した。エラーメッセージは標準出力に表示される。

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