PostgreSQL のインストール時に D: ドライブをデータ格納場所として使用するため、インストール前に該当ノードで Volume リソース を Active 化する必要があります。
PostgreSQLのインストール
- 稼働系ノード(SIOS20-AD\SIOS20-NODE1)に SIOS20-AD\lkadmin でログインします。
- LifeKeeper GUI を起動し、ログインしているノード側の Volume リソースを Active にします。
- PostgreSQL のデータ格納場所として、D:\pgdataというフォルダーを作成します。
- 次のサイトから、PostgreSQL (Windows x86-64) インストールイメージをダウンロードして任意の場所に置き、ダブルクリックして開きます。ここではバージョン14.7を使いました。
https://www.enterprisedb.com/downloads/postgres-postgresql-downloads
- ウィザードに従って、次の設定値を入力します。
PostgreSQL | |
---|---|
Installation Directory | C:\Program Files\PostgreSQL\14(既定値) |
Component | (既定値) |
Data Directory | D:\pgdata |
Password | <password> |
Port | 5432 (既定値) |
Locale | (既定値) |
- 最後に追加コンポーネントのインストール有無を聞かれますが、ここでは不要です。チェックを外し、 Finish をクリックしてウィザードを終了します
- 管理者用 PowerShell を起動し、以下のコマンドを実行して PostgreSQL のサービスを停止します。
サービスを確認。
PS > Get-Service postgre*
サービスを停止。
PS > Stop-Service -Name <postgre_service_name>
- regedit を起動します。(Winキー + R キー押下で [Run] ダイアログを表示し、regedit と入力して OK ボタンをクリックします。)
- regedit の左ペインで次の階層をたどり、 [postgresql-x64-14] を開きます。\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\postgresql-x64-14
- ImagePathをダブルクリックして開き、Value data(ダイアログ下部の文字列)の最後に次の文字列を追加して、OKをクリックします。
-o "-p 5432"
- D:\pgdata を D:\pgdata.node1 にリネームします。
- 待機系ノード(SIOS20-AD\SIOS20-NODE2)に SIOS20-AD\lkadmin でログインし、本項の 2 ~ 10 までを同様に実施します。
pg_hba.conf の編集
D:\pgdata\pg_hba.conf の編集(稼働系 SIOS20-NODE1 のみ)を行います。
- 稼働系ノード(SIOS20-AD\SIOS20-NODE1)に SIOS20-AD\lkadmin でログインします。
- データベースクラスターの管理ユーザーの認証方式は、「trust」に設定する必要があります。(IPv4 および IPv6) …下記①
- 接続するクライアントのネットワークアドレスを記述する必要があります。… 下記②
- 以下に、編集例を示します。
編集前
# IPv4 local connections: host all all 127.0.0.1/32 scram-sha-256 # IPv6 local connections: host all all ::1/128 scram-sha-256
編集後
# IPv4 local connections: # ① host all postgres 127.0.0.1/32 trust # ② host all all 10.0.1.0/24 scram-sha-256 # IPv6 local connections: # ① host all postgres ::1/128 trust
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