LifeKeeperで保護するOracleのインストールと設定

LifeKeeperで保護するOracleをインストールし設定する手順は複製ストレージと共有ストレージシステムとでやや異なります。このドキュメントでは、インストールと設定のプロセスを明確にするために、それぞれのタイプのストレージ構成について、個別のセクションを設けてあります。

最も効率的にセットアップを行うためには、以下の作業を実行して最初にプライマリサーバ上、次にセカンダリサーバ上に Oracle データベースインスタンスを作成してください。

重要事項

• 特定のサーバー上で作業しているときは、通信リソースを該当のサーバーに切り替えてください。例えば、バックアップサーバー上で作業しているときは、通信リソースをバックアップサーバに切り替えてください。

• アップグレード時に、リソース階層は保持されます。

• Oracle Home ディレクトリごとに 1 つの SID のみがサポートされます。

• Oracle Home がデーターベース (SID) と同じ LifeKeeper 保護対象ボリュームにインストールされていない場合は、特別な配慮が必要です。Oracle Home が異なる共有ボリュームまたはレプリケーションボリュームにインストールされている場合、そのボリュームは LifeKeeper の保護対象でなければならず、Oracle リソース階層に依存リソースとして手動で追加する必要があります。Oracle Home が LifeKeeper 保護対象ボリュームにインストールされていない場合は、変更は不要です。

• Windows ディスク管理ツールを使用して、ディスクリソースとボリュームを設定してください。Net Manager などの Oracle ツールを使用して、ネットワークプロトコルを設定してください。