- changemirrorendpointsコマンドを実行する前に行う必要のあるアクション
-
- ボリュームの ジョブ情報を表示 します。
- ミラーが現在ミラーリングまたは再同期状態にある場合は、コマンドラインから EMCMD コマンドを使用して ミラーを一時停止 します。 ミラーが既に一時停止、再同期保留、または中断状態にある場合は、次の手順に進みます。
emcmd . pausemirror <drive> - システムの IP アドレスを変更 します (必要な場合)。
注記: 必要な DataKeeper ポートが、Windows ファイアウォール、AWS セキュリティ グループ、またはその他のステートフルパケットインスペクションデバイスを介して利用可能であることを確認します。
DataKeeperに必要なポートについては、 こちら をご覧ください。- EMCMD . CHANGEMIRRORENDPOINTS を実行 して、新しい IP アドレスに変更します。IPアドレスは、以下のいずれかの方法で変更することができます。
– ソースのみIPアドレスを変更する
– ターゲットのみIPアドレスを変更する
– ソースとターゲットのIPアドレスを変更する
- EMCMD . CONTINUEMIRROR <drive> を実行 してミラーリングを再開します。
- CHANGEMIRRORENDPOINTS コマンド
-
- このコマンドは、指定ボリュームの DataKeeper ジョブの一部であるシステム内のレプリケーションに使用する IP アドレスを変更します。
emcmd <NEW source IP> CHANGEMIRRORENDPOINTS <volume letter> <ORIGINAL target IP> <NEW source IP> <NEW target IP>
- ソースのみ の IP アドレスを変更する場合の記述形式は下記の通りです。
emcmd <NEW source IP> CHANGEMIRRORENDPOINTS <volume letter> <ORIGINAL target IP> <NEW source IP> <ORIGINAL target IP>
- ターゲットのみ の IP アドレスを変更する場合の記述形式は下記の通りです。
emcmd <ORIGINAL source IP> CHANGEMIRRORENDPOINTS <volume letter> <ORIGINAL target IP> <ORIGINAL source IP> <NEW target IP>
以下の例を参照してください。
「設定 」セクションの 「WAN に関する考慮事項 」および「LAN/WAN 間のデータの初期同期 」を参照してください。
<system name> ミラーに使用できる新しいソース IP アドレスがあるシステムです。
<volume letter> 変更するミラーのドライブレターです。
<original target IP> ターゲットシステムの以前の IP アドレスです。
<new source IP> ソースシステムの新しい IP アドレスです。
<new target IP> ターゲットシステムの新しい IP アドレスです。注記:
- ジョブには複数のボリュームおよび複数のミラーが含まれる場合があります。CHANGEMIRRORENDPOINTS コマンドを使用するたびに、1 つのミラーのエンドポイントが変更されます。1×1 ミラー (1 つのソース、1 つのターゲット) の場合、コマンドを 1 回実行する必要があります。 2×1 ミラー (1 つのターゲットノードで共有ボリュームを持つノード 2 つ) または 1×1×1 (1 つのソース、2 つのターゲットノード) の場合、必要なミラーエンドポイントを変更するには、コマンドを 2 回実行する必要があります。
変更前にボリュームの ジョブ情報 を表示すると参考になります。
例: emcmd . getJobInfoForVol Dエンドポイントを変更する間、DataKeeper GUI の [ジョブ] アイコンが赤くなる場合がありますが、ContinueMirror コマンドを実行すると緑に戻ります。
以下の例では、172.17.103 サブネットから 192.168.1 サブネットにミラーを移動します。基本的な操作は以下の通りです。
- ボリュームの ジョブ情報を表示 します。
- ミラーが現在ミラーリングまたは再同期状態にある場合は、コマンドラインから EMCMD コマンドを使用して ミラーを一時停止 します。 ミラーが既に一時停止、再同期保留、または中断状態にある場合は、次の手順に進みます。
emcmd . pausemirror <drive> - システムの IP アドレスを変更 します (必要な場合)。
- EMCMD CHANGEMIRRORENDPOINTS を実行して新しい IP アドレスに変更します。
- EMCMD CONTINUEMIRROR を実行して、ミラーを再開します。ミラーが再開される前にソースシステムが再起動されると、ミラー対象のボリューム上で完全再同期が発生します。
- このコマンドは、指定ボリュームの DataKeeper ジョブの一部であるシステム内のレプリケーションに使用する IP アドレスを変更します。
- 1×1 ミラーの CHANGEMIRRORENDPOINTS コマンドの例
-
1×1 ミラー (ソースとターゲットのみ) の場合、コマンドを 1 回実行する必要があります。emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL getJobInfoForVol D
ID = caa97f9f-ac6a-4b56-8f25-20db9e2808a8
Name = Mirr Vol D
Description = Mirror Volume D
MirrorEndPoints = SYS3.MYDOM.LOCAL;D;172.17.103.223;SYS1.MYDOM.LOCAL;E;172.17.103.221;A
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL PauseMirror D
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL ChangeMirrorEndPoints D 172.17.103.223 192.168.1.221 192.168.1.223
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL getJobInfoForVol D
…
MirrorEndPoints = SYS3.MYDOM.LOCAL;D;192.168.1.223;SYS1.MYDOM.LOCAL;D;192.168.1.221;A
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL ContinueMirror D
- 2×1 ミラーの CHANGEMIRRORENDPOINTS コマンドの例
-
共有ソースボリュームとターゲットボリュームを含む 2×1 ミラーの場合は、コマンドを 2 回実行する必要があります。emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL getJobInfoForVol E
ID = caa97f93e-ac6a-4b56-8f25-20db9e2808a8
Name = Mirr Vol E
Description = Mirror Volume E
MirrorEndPoints = SYS1.MYDOM.LOCAL;E;0.0.0.0;SYS2.MYDOM.LOCAL;E ;0.0.0.0;D
MirrorEndPoints = SYS3.MYDOM.LOCAL;E;172.17.103.223;SYS2.MYDOM.LOCAL;E;172.17.103.222;A
MirrorEndPoints = SYS3.MYDOM.LOCAL;E;172.17.103.223;SYS1.MYDOM.LOCAL;E;172.17.103.221;A
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL PauseMirror E
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL ChangeMirrorEndPoints E 172.17.103.223 192.168.1.221 192.168.1.223
emcmd SYS2.MYDOM.LOCAL ChangeMirrorEndPoints E 172.17.103.223 192.168.1.222 192.168.1.223
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL getJobInfoForVol E
…
MirrorEndPoints = SYS1.MYDOM.LOCAL;E;0.0.0.0;SYS2.MYDOM.LOCAL;E;0.0.0.0;D
MirrorEndPoints = SYS3.MYDOM.LOCAL;E;192.168.1.223;SYS2.MYDOM.LOCAL;E;192.168.1.222;A
MirrorEndPoints = SYS3.MYDOM.LOCAL;E;192.168.1.223;SYS1.MYDOM.LOCAL;E;192.168.1.221;A
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL ContinueMirror E
- 1×1×1 ミラーの CHANGEMIRRORENDPOINTS コマンドの例
-
2 つのターゲットボリュームを含む 1×1×1 ミラーの場合は、コマンドを 2 回実行する必要があります。emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL getJobInfoForVol J
ID = caa97f93j-ac6a-4b56-8f25-20db9j2808a8
Name = Mirr Vol J
Description = Mirror Volume J
MirrorEndPoints = SYS1.MYDOM.LOCAL;J;172.17.103.221;SYS3.MYDOM.LOCAL;J;172.17.103.223;A
MirrorEndPoints = SYS3.MYDOM.LOCAL;J;172.17.103.223;SYS2.MYDOM.LOCAL;J;172.17.103.222;A
MirrorEndPoints = SYS1.MYDOM.LOCAL;J;172.17.103.221;SYS2.MYDOM.LOCAL;J;172.17.103.222;A
この例では、システム「SYS3.MYDOM.LOCAL」が別のサイトに移動されます。
SYS1 と SYS2 は、新しいサブネット (192.168.1.*) を使用して SYS3 と通信するようになります。
ただし、SYS1 と SYS2 は、相互の通信に 172.17.103.* を使用し続けます。
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL PauseMirror J
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL ChangeMirrorEndPoints J 172.17.103.223 192.168.1.221 192.168.1.223
emcmd SYS2.MYDOM.LOCAL ChangeMirrorEndPoints J 172.17.103.223 192.168.1.222 192.168.1.223
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL getJobInfoForVol J
…
MirrorEndPoints = SYS1.MYDOM.LOCAL;J;192.168.1.221;SYS3.MYDOM.LOCAL;J;192.168.1.223;A
MirrorEndPoints = SYS3.MYDOM.LOCAL;J;192.168.1.223;SYS2.MYDOM.LOCAL;J;192.168.1.222;A
MirrorEndPoints = SYS1.MYDOM.LOCAL;J;172.17.103.221;SYS2.MYDOM.LOCAL;J;172.17.103.222;A
emcmd SYS1.MYDOM.LOCAL ContinueMirror J
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