前提条件
Microsoft Windows Server、Microsoft Windows Failover Cluster Server Management および Hyper-V Virtual Management の設定手順およびコマンドを熟知している。
注記: DataKeeper Cluster Edition はクラスタ共有ボリュームをサポートしません。そのため、DataKeeper Cluster Edition で Hyper-V を構成する場合は、仮想マシンごとに 1 つのボリュームが必要になります。
- 開始する前に、クラスタ内のすべての Microsoft Windows Server が WSFC で DataKeeper ボリュームを作成する にて記載されているようにインストールおよび設定されている必要があります。さらに、以下の製品がクラスタ内の各サーバにインストールおよび設定されていなければなりません。
ハードウェアプラットフォーム | 64 ビット環境およびハードウェア仮想化支援機能 (Intel VT) テクノロジのサポート |
バーチャルマネージメントソフトウェア | Hyper-V の役割およびすべての Hyper-V アップデート |
SIOS DataKeeper GUI ソフトウェア | Microsoft .Net Framework 3.5 SP1 |
SIOS DataKeeper ライセンス | DataKeeper が起動している各サーバに DataKeeper Cluster Edition のライセンスキーが必要になる。これは物理サーバおよび仮想サーバの両方に適用されます。 |
ネットワーク構成 | プライマリデータセンタおよび DR サイト間が高速 WAN リンクでネットワーク接続されている (ネットワーク帯域設定におけるパフォーマンスのベンチマークを参照) 重要 : NIC 接続の 仮想ネットワーク名 がすべてのクラスタノードで一意であることを確認してください。 |
Cluster Server ソフトウェア | Windows Server 2008 R2、Server 2012、または以降のFailover Cluster Management |
- SIOS DataKeeper GUI を使用して、クラスタのノード間のすべてのミラーおよび共有関係を含むジョブを設定します。ミラーが ミラーリング の状態になるまで待ちます。SIOS DataKeeper 環境の設定の詳細については、入門 を参照してください。
- Hyper-V を使用して 1 つ目の VM を設定し、 [仮想マシンを別の場所に格納する] テキストボックスの [E:\] を必ず指定します。この設定は [名前と場所の指定] ウィンドウにあります。
- [完了] を選択し、VM をシャットダウンします。
- WSFC を使用して Virtual Server リソースを作成し、保護する最初の VM を選択します。このオプションは [サービスまたはアプリケーションの構成] の下にあります。
- SIOS DataKeeper ボリュームリソース を追加します。手順 5 で作成した仮想マシンリソースの上で右クリックし、コンテキストメニューから [リソースの追加]-[その他のリソース] -> [DataKeeper Volume の追加] の順に選択します。
- SIOS DataKeeper ボリュームリソース の上で右クリックし、 [プロパティ] - [DataKeeper Volume パラメータ] の順に選択します。DK リソースに関連するドライブレターを選択します (ボリューム E)。
- Microsoft WSFC 管理 を使用して、 [仮想マシン構成 VM1] の上で右クリックし、 [プロパティ] を選択します。 [プロパティ] ウィンドウでは、 [依存関係] のタブを選択し、 [新規 DataKeeper Volume] を依存関係として追加します。 [OK] をクリックしてください。
- [仮想マシン VM1] リソースの上で右クリックし、 [Start] を選択します。
- VM がオンラインになり、使用可能な状態となります。
- 仮想マシンリソースの上で右クリックし、 [仮想マシンを別のノードに移動] を選択して、 クイックマイグレーション を確認します。
- VM がセカンダリサーバで起動していることを確認します。
- セカンダリ側の電源を切り擬似障害を発生させ、VM が自動的にプライマリサーバ上で再起動することを確認します。
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