旧バージョンの DataKeeper Cluster Edition から DataKeeper Cluster Edition へのアップグレードはとても簡単です。すべてのシステムで、以下に説明されているインストールプロセスを実行するのみで済みます。 アップグレード処理により DataKeeper サービスが停止し、新規ファイルが DataKeeper ディレクトリにコピーされます。最後に、新しい DataKeeper ドライバをロードするために再起動が必要です。
DataKeeper Cluster Edition のアップグレードには、以下の情報が適用されます。
- 既存のミラーはアップグレードの影響を受けず、そのまま保持されます。
- アップグレードする前にミラーを一時停止したり、何らかの操作を行ったりする必要はありません。
- DataKeeper Cluster Edition のライセンスはアップグレードの影響を受けません。再設定は不要です。
- 重要: 現在、オンラインの DataKeeper ボリュームリソースの所有者である WSFC を再起動する前に、すべての DataKeeper ボリュームリソースをオフラインにするか、別のノード/クラスタ所有者に移動することを推奨します。
DataKeeper Cluster Edition のアップグレードは、まずはじめにターゲットシステムで実行されます。クラスタリソースは、元々のソースシステムのアップグレードを実施するためスイッチオーバされます。
ターゲットサーバをアップグレードする
- Microsoft クラスター マネージャーを使用して、１つのノードのみがソースサーバになるように、すべてのリソースを１つのノード/クラスタ所有者に移動してください。
- DataKeeper UI を実行している場合は、DataKeeper UI を閉じてください。
- 各ターゲットシステムで、DataKeeper Cluster Edition 製品に付属の setup.exe プログラムを実行してください。既存の DataKeeper 製品をアップグレードしていることが検出され、確認ダイアログが表示されます。*[はい]* をクリックして、アップグレードを続行してください。
- アップグレードプロセスの間、DataKeeper サービスは停止されます。セットアップが完了すると、新しい DataKeeper ライセンスキーの入力が求められます。旧バージョンの DataKeeper Cluster Edition からアップグレードする場合は新しいライセンスを適用する必要がなく、ライセンスマネージャを終了できます。
- サーバを再起動してください。
- ターゲットシステムを起動し、ミラーを再起動可能にして*ミラーリング*状態に戻してください。
- 各ターゲットシステムで手順2 ～ 6を繰り返してください。
元のソースサーバをアップグレードする
- ソースサーバをアップグレードできるように、Microsoft クラスタ マネージャーを使用して、すべてのリソースをアップグレード済みの DataKeeper ノードに移動してください。
- すべてのリソースが一方のノードでオンライン、ミラーリング状態になったら、旧ソースサーバで上記手順を繰り返し、サーバを再起動してください。
- DataKeeper UI を実行して、既存のミラーを表示してください。
SIOS DataKeeper Cluster Edition を再インストールする
DataKeeper Cluster Edition を再インストールするには、上記の手順を実行してください。セットアップで InstallShield オプションのリストが表示されたら、[Repair] を選択する点のみが異なります。
修復
インストールプロセスでは、DataKeeper Cluster Edition ソフトウェアを修復することもできます。インストール済みのソフトウェアを誤って削除した場合や、部分的に修正された場合には、このオプションを使用してください。このオプションを使用すると、すべてのファイルがセットアップフォルダからコピーされ、システムの再起動を求められます。
考慮事項
旧リリースから DataKeeper v7.6 以降にアップグレードする場合は、chkdsk に関する考慮事項 をお読みください。
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