ターゲットボリュームを再配置する場合は、ターゲットボリュームが再配置された際にソースボリュームからターゲットボリュームへのデータの完全再同期を実行するためにミラーの削除 を実行する必要があります。ミラーを削除すると、レプリケーションが終了してジョブからミラーが削除されるので、新しいターゲットを使用してミラーを再作成すると、完全再同期が実行されます。
DELETEMIRROR コマンドを使用する
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- ディレクトリを変更します。
- cd %extmirrbase%
- DELETEMIRROR コマンドを実行します。
- EMCMD <system> DELETEMIRROR <volume letter> [<target system>]
- 新しいターゲットが配置されたら、ミラーを再作成 します。
注記: サーバー/ターゲット全体を再配置する場合は、ソースノードの次のレジストリキーがエクスポートされ、新しいターゲットにマージされていることを確認してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ExtMirr\Parameters\Jobs\
これにより、ミラーの構成がソース/ターゲットで同一になり、Windows Server Failover Cluster (WSFC) でのスイッチオーバーに使用できるようになります。
- エラーメッセージ –
- “emcmd . updatevolumeinfo <drive letter>” 実行後の Status = 87
問題:
LifeKeeper は DataKeeper 経由で作成したミラードライブを使用しています。ドライブを失うとミラーが破損します。そのためミラーの再作成が必要です。
問題のあるノードのエラーを修正するために、次のコマンドを実行します。
- emcmd . deletelocalmirroronly <drive letter>;
- emcmd . clearswitchover <drive letter>;
- emcmd . updatevolumeinfo <drive letter>;
最後のコマンド (updatevolumeinfo) の後、“status=87” エラーメッセージが表示されます。
注目すべき点
Status = 87 の原因は次の通りです。
- ボリュームがロックされている。
- パーティション/ボリュームが存在しない (RAW または不明な状態)。
解決策:
LifeKeeper のミラー/ボリュームの依存関係を削除 します。
前述のコマンド実行とは対照的に、 “cleanupmirror“ を実行すると、同じ手順を実行しますが、より良い結果を得ることができます。
次に、ミラーのソースに対して次の DataKeeper コマンドを実行します。コマンドを実行しない場合、ターゲットミラーは引き続き作成またはロックされます。
- Administrator のコマンドプロンプトを起動します。
- cd %extmirrbase%\support (サポートディレクトリへの短縮)
- “cleanupmirror <drive letter>” を実行します。
次のコマンドを実行して、ミラーが削除されたことを確認します。
- \DataKeeper ディレクトリに移動します。
- emcmd . getmirrorvolinfo <drive letter>; を実行します。
ステータスには 0 <drive letter>; が表示されます。 0 はミラーが存在しないことを示します。
次に、ターゲットノードでこれらの手順を再度繰り返します。
再度次のコマンドを実行して、ミラーがターゲットノードから削除されたことを確認します。- emcmd . getmirrorvolinfo <drive letter>;
ステータスには 0 <drive letter>; が表示されます。 0はミラーが存在しないことを示します。
結果:これで emcmd . createmirror コマンドを使用してミラーを再作成できるようになります。LifeKeeper GUI に戻り、 Volume Resource/Mirror をクラスターに追加し直すことができます。
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