SQL1とSQL2の両方でフェールオーバークラスタリング機能を有効にする
SQL1およびSQL2で次のPowerShellコマンドを実行します。
Install-WindowsFeature -Name Failover-Clustering -IncludeManagementTools
クラスターの検証
SQL1またはSQL2からこのPowerShellコマンドを実行する
Test-Cluster -Node sql1,sql2
使用しているWindows Serverのバージョンによっては、ネットワークと場合によっては記憶域に関する警告が表示されます。ネットワーク警告は、各クラスターノードが単一のインタフェースを介してアクセス可能であることを示します。また比較的古いWindowsでは、共有ストレージの不足について警告が表示されます。
これらのエラーは、OCIでホストされているクラスターで発生することが想定されており、どちらも無視できます。エラーがなければ、次のセクションに進むことができます。エラーが発生した場合は、エラーを修正してから検証を再実行し、次のセクションに進みます。
クラスターの作成
次に、クラスターを作成します。次の例では、使用する予定の2つのIPアドレス10.0.64.101と10.0.128.101を使用していることがわかります。以下のPowershellコマンドは、どちらのクラスターノードからでも実行できます。
New-Cluster -Name cluster1 -Node sql1,sql2 -StaticAddress 10.0.64.101, 10.0.128.101
注意: WSFC GUIを使用してクラスターを作成しないでください。インスタンスがDHCPを使用しているため、GUIにはクラスターのIPアドレスを割り当てるオプションが表示されず、代わりに重複するIPアドレスが渡されます。
ファイル共有監視の追加
クラスタークォーラムを維持するには、Witnessを追加する必要があります。OCIで使用する監視のタイプは、ファイル共有監視です。ファイル共有監視は、2つのクラスターノードとは異なる障害ドメインに存在するサーバーに存在する必要があります。
次の例では、FD1に存在するDC1にファイル共有監視が作成されます。
DC1で、ファイル共有を作成し、フォルダーに対するクラスター名オブジェクト (CNO) の読み取り/書き込みアクセス許可を割り当てます。作成したフォルダーの [共有] タブとタブの両方で、CNOのアクセス許可を追加します。下の例では、「Witness」というフォルダを作成しました。
フォルダーが作成され、適切なアクセス許可がCNOに割り当てられたら、SQL1またはSQL2で次のPowerShellコマンドを実行します。
Set-ClusterQuorum -Cluster cluster1 -FileShareWitness \\dc1\Witness
SQL1または SQL2でフェイルオーバークラスターマネージャーを起動すると、クラスターは次のようになります。
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