リリースノート
Version 8.11.0
リリース日 2025/6/27
重要!!
このドキュメントには、インストール前、インストール中、およびインストール後に考慮する必要がある最新情報が含まれています。
マニュアルの品質を維持するために、その正確性、明確さ、構成、および価値についてのコメントをお待ちしております。
はじめに
このリリースノート(以下本文書)は、 LifeKeeper Single Server Protection for Windows(以下SSP for Windows)製品のインストール、設定、管理を行うユーザーを対象として記述されています。本文書には、製品のテクニカルドキュメンテーションには詳細に記述されていない重要な情報(製品の最終テスト時に明らかになった指示や手順に関する最終段階での変更点、トラブルシューティングセクションへのリンク、製品の制限、トラブル解決のヒントなど)が記載されています。SSP for Windows をインストールして設定する前に、必ず本文書の内容を確認してください。
クイックリンク
このリリースの新機能 バグの修正 廃止された機能 Single Server の要件 システム要件 オプションリカバリーキット |
SSP for Windowsの製品説明
SSP for Windows を使用すると、物理および仮想のいずれでも、単一ノード構成でのアプリケーション監視を実施できます(つまり、クラスターの要件や制約はありません)。SSP for Windows は、実績のある安定したSIOS LifeKeeperのアーキテクチャーに基づいて構築されています。SSP for Windows は、優れたアプリケーション監視を提供し、障害が発生したアプリケーションおよびシステムインフラストラクチャーの要素(IPアドレス、ファイル共有リストなど)のリカバリーを実行できます。何らかの理由でアプリケーションを回復できない場合、SSP for Windows は、システムの再起動またはVMおよびアプリケーション監視用に設定されたVMware仮想マシンのVMware HA再起動によって、ノードを再起動します。
SSP for Windows Version8の新機能
機能 | 説明 |
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LifeKeeper Core | Windows Server2025をサポートしました。
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OpenJDK v24.0.1をサポートしました。 | |
lksupport で LK Core プロセスのクラッシュダンプを取得するようになりました。 | |
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LifeKeeper Core |
Red Hat OpenShift Virtualizationをサポートしました (2025年6月認定) |
製品ビルド番号がDataKeeper getserviceinfoの出力とLifeKeeper GUIヘルプのバージョン情報ダイアログ表示されるようになりました。 | |
lksupportでlcdstatusの結果を取得するようになりました。 | |
lcdstatusが利用可能になりました。 | |
AWS Outposts上での利用をサポートしました。(2025年2月認定) 詳細は こちら をご覧ください。 | |
PostgreSQL Server Recovery Kit | EDB Postgres Advanced Server v17をサポートしました。 (2025年2月認定) |
バグの修正 | |
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LifeKeeper Core |
VMware vSphere 8.0 Update3をサポートしました。(2024年8月認定) |
LifeKeeperにバンドルされているPerlがv5.32.1にアップグレードされました | |
LifeKeeperにバンドルされているOpenJDKがv21.0.2にアップグレードされました | |
LifeKeeperにバンドルされているOpenSSLがv3.0.13にアップグレードされました | |
LifeKeeperにバンドルされているCurlがv8.7.1にアップグレードされました | |
Java RMISecurityManagerの使用を停止しました | |
LifeKeeperは、親リソースがOSUの場合でも、子リソースのチェックを実行するようになりました | |
SIOSソフトウェアを導入する際のセキュリティを強化するために、LifeKeeperバイナリのコード署名を更新および強化しました | |
PostgreSQL Server Recovery Kit |
PostgreSQL 17のサポートを開始しました。(2024年11月認定) |
Recovery Kit for EC2™ |
Amazon EC2インスタンスにてInstance MetaData Service (IMDS) version 2の利用が可能になりました |
Oracle Recovery Kit |
Oracle RKがWindows認証を使用できるようになりました |
バグの修正 | |
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LifeKeeper Core | vSphere 8.0 Update1、Update2をサポートしました。(2024年5月認定) |
Quick Service Protection Recovery Kit (QSP) | 別途入手インストールが必要だったQuick Service Protection Recovery Kitが、LifeKeeper for Windows v8.10.0のインストール時に含まれるようになりました。
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PostgreSQL Server Recovery Kit | LifeKeeper for Windows は PostgreSQL16のサポートを開始しました。サポートされる構成の詳細については、 サポートマトリックス を参照してください。 |
EnterpriseDB PostgreSQL Advanced Server v16のサポートを開始しました。サポートされる構成の詳細については、 サポートマトリックス を参照してください。 | |
バグの修正 | |
バージョン 8.9.2 の新機能 | |
LifeKeeper Core | Oracle Cloud のサポートを開始しました。 |
VMware vSphere 8 のサポートを開始しました。サポートされる構成の詳細については、サポートマトリックス を参照してください。 | |
PostgreSQL Server Recovery Kit |
LifeKeeper for Windows は PostgreSQL15のサポートを開始しました。サポートされる構成の詳細については、 サポートマトリックス を参照してください。 |
EnterpriseDB PostgreSQL Advanced Server v15のサポートを開始しました。サポートされる構成の詳細については、 サポートマトリックス を参照してください。 | |
バグの修正 | |
バージョン 8.9.1 の新機能 | |
LifeKeeper Core | Server 2012 および Client 10 より古い Windows オペレーティング システムのサポートを停止しました。 |
Microsoft SQL Server 2022 をサポートしました。 (2023 年 5 月認定) | |
バグの修正 | |
バージョン 8.9 の新機能 | |
SIOSは、2024年1月9日に Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise and DataCenter Editions のサポートを終了します。 LifeKeeper for Windows Version 8.9.0 は、Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise and DataCenter Editions をサポートする最後のバージョンです。現在、Azure のみサポートされています。それ以降のリリースは、Microsoft Windows Server 2008 R2 のインストールとアップグレードをサポートしません。 |
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バグの修正 |
バグの修正
下記は、本バージョンで修正されたバグおよび拡張機能の一覧です。
バグ | 説明 |
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PW-11963 | QSPリソースを拡張すると、プライマリーノードの設定に関わらずバックアップノードのローカルリカバリーが無効になる問題を修正しました。 |
PW-12086 | QSPリソースのリソースプロパティ画面で、タイムアウトを修正する時のエラーダイアログに表示されるタイムアウトの上限値が誤っていたのを修正しました。 |
PW-12219 | Oracleリソース拡張の失敗の問題を修正しました。 |
PW-12310 | IISリソースでFTPサイトの匿名認証を無効にした場合に、deepCheck間隔を0にしていてもrestore処理に失敗する問題を修正しました。 |
PW-12357 | IISリソースでFTPサイトの匿名認証を無効にした場合に、FTPログインスクリプトを作成してもrestore処理に失敗する問題を修正しました。 |
PW-12426 | SQL ARKのrestoreおよびdeepchkスクリプトでset-xトレース出力にデータベースパスワードが表示されてしまう問題を修正しました。 |
PW-12930 | IISリソースでFTPサイトのSSLを必須にした場合に、restore処理に失敗する問題を修正しました。 |
PW-13106 | Windows Server 2025 で wmicが有効にならない問題を修正しました。 |
PW-13534 | ローカルリカバリーが無効な場合でも、QSPリソースの変更画面で有効と表示されるのを修正しました。 |
Single Server Protection for Windows v8で廃止になった機能
製品 | 説明 |
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OpenJDK v24.0.1へのアップグレードにより、Javaセキュリティマネージャーの使用はサポートされなくなりました。 | |
なし | |
Lifekeeperの全てのバージョンでMicrosoft Windows Server 2012/2012 R2のサポートを廃止(2024年10月10日) | |
GUI Webアプレットの廃止 | |
LifeKeeper Core | Hyper-V 2012R2のサポートを廃止 |
Windows Server 2012、および2012 R2 Standard EditionとDataCenter Editionのサポートを廃止。 | |
PostgreSQL Recovery Kit | PostgreSQL 11のサポートを廃止 |
なし | |
Windows Server 2008 R2 Enterprise および DataCenter Editions のサポートを廃止 | |
LifeKeeper Core | Hyper-V Server 2008 R2 のサポートを廃止 |
Microsoft SQL Server Recovery Kit | Microsoft SQL Server 2008 R1 のサポートを廃止 |
Microsoft SQL Server 2008 R2 のサポートを廃止 | |
Microsoft SQL Server 2012 のサポートを廃止 | |
PostgreSQL Recovery Kit | PostgreSQL 10 のサポートを廃止 |
Oracle Recovery Kit | Oracle 12c のサポートを廃止 |
Oracle 12c Release 2 のサポートを廃止 | |
Oracle 18c のサポートを廃止 | |
PostgreSQL Recovery Kit | PostgreSQL 9.6 のサポートを廃止 |
Oracle Recovery Kit | Oracle 11g Release 2 のサポートを廃止 |
LifeKeeper Core | Windows 7 のサポートを廃止 |
Windows 8 のサポートを廃止 |
SSP for Windowsの製品要件
要件 | |
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SSP for Windows Core サーバーコンポーネント | サポートするオペレーティングシステムについて詳細は、LifeKeeper for Windowsサポートマトリックス を参照してください。なお、SSP for Windows は 64 ビットプラットフォーム(x64, Itaniumを除く)にのみ対応しています。 Microsoft FTP Service 7.5 for IIS 7.0 を実行するシステムでSSP for Windows を使用する場合は、Windows Server 2008 R2 以降が必要です。 Windows サーバーがドメイン内にない場合は、ローカルセキュリティポリシー設定 [ネットワークアクセス: Everyone アクセス許可を匿名ユーザーに適用する] を有効にする必要があります。サーバーがドメイン内にある場合、この設定は必要ありません。 |
SSP for Windows Coreユーザーインターフェースコンポーネント |
サポートするオペレーティングシステムについて詳細は、LifeKeeper for Windows サポートマトリックス を参照してください。記載のOSプラットフォームすべての 64 ビットバージョン (x64。Itanium を除く) がサポートされます。 |
仮想化環境 | LifeKeeper for Windowsサポートマトリックス を参照してください。 |
通信ポート | デフォルトでは、以下のポートの通信を許可してください。
これらのポートが既存のアプリケーションと競合する場合、SIOS\LIFEKEEPER\JAVAGUI\SERVER レジストリキーの RMI_PORT または WEB_PORT エントリーを編集することで、使用するポートを変更できます。 |
ライセンス | SSP for Windows を実行するサーバーごとに 1 つのライセンスが必要です。これは物理サーバーと仮想サーバー、いずれも同様です。 |
LAN Manager Recovery Kit | LAN Manager リソースの起動要件として、「 Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有 」コンポーネント (lanmanserver) を Windows サーバーにインストールする必要があります。また、NetBIOS を有効にする必要があります。 |
LifeKeeper のシステム要件
最小要件 | |
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メモリ | 1 GB RAM |
プロセッサー | Windows Server プロセッサーの要件 を参照してください。 |
ディスクサイズ | インストールに必要な容量は 1 GB です。 |
オプションの Application Recovery Kit の要件
SSP for Windows とともにオプションの Application Recovery Kit を使用する場合は、ソフトウェアライセンスキーが必要です。Application Recovery Kit がサポートするソフトウエアの要件は、LifeKeeper for Windows サポートマトリックス を参照してください。
クライアントのプラットフォームとブラウザー
LifeKeeper Single Server Protection Web クライアントは、Java Runtime Environment JRE8 アップデート 51 をサポートしている任意のプラットフォームで実行できます。現在サポートされている構成は、Firefox(Firefox 51以前)および Windows 上の Internet Explorer、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows 7、Windows 8 または Windows 10(JRE8アップデート51)です。その他の最近のプラットフォームおよびブラウザもLifeKeeper for Windows Webクライアントで動作する可能性はありますが、SIOS Technology Corpではテストを行っていません。さらに、各ブラウザーの特定の機能もテストしていません。
LifeKeeper Single Server Protection コンポーネント(例:VMware 構成にインストールされている場合の SteelEye Management Console および vCenter)および保護対象の Windows ゲストの IP アドレスは、DNS またはローカルホストファイル (通常は /etc/hosts または C:\windows\system32\drivers\etc\hosts) を介して解決できる必要があります。ローカルホストファイルを使用すると、クライアント接続時間が最小限に抑えられ、クライアントはドメインネームサーバー(DNS)に障害が発生した場合でも接続できます。
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