問題:
DataKeeper で、ターゲットシステムにおいてコマンドを実行してスナップショットを取得する際にエラー 1265 で操作に失敗します。
C:\Program Files (x86)\SIOS\DataKeeper>emcmd (ターゲットサーバー名) TAKESNAPSHOT (ミラーボリュームのボリュームレター)
Status = 1265
emcmd (ターゲットシステム名) takesnapshot E
コマンドラインから net helpmsg 1265 を実行します。エラー 1265 は、サーバーがドメインコントローラーに到達できなかったことを意味します。
スナップショットの場所は一つのボリューム上です。 (例: D: ボリューム). スナップショットの場所は、DK GUI で場所を設定するか、または emcmd setsnapshot コマンドを実行することでtakesnapshotコマンドを実行する前に設定されます。
スナップショットの場所は次のコマンドを実行することで確認することが可能です。 emcmd . getsnapshotlocation E
スナップショットが一つのボリューム上にあります。 (例: D: ボリューム)
ミラーボリュームは別のボリュームにあります。 (例: E: ボリューム)
デバッグ/ソリューション:
この問題をデバッグするために getserviceinfo および -proxyで emcmd コマンドを使用します。 (emcmd takesnapshot 実行時にエラー 1265 が表示される場合。)
ソースシステム (スナップショットを作成しようとするミラーが、ミラーのソースです) から以下を実行します。:emcmd (スナップショットが存在するターゲットシステムの NetBIOS/Hostname ) getserviceinfo -proxy .
例:
ターゲットシステムの NetBIOS/Hostname = node2
ソースシステムの NetBIOS/Hostname = node1
node1 のコマンドプロントから以下のコマンドを実行します。cd %extmirrbase%
emcmd node2 getserviceinfo -proxy .
こちらも同様にエラーコード1265 で失敗します。(つまりサーバーがドメインコントローラーに到達できなかったことを意味します。)
ターゲットシステム (スナップショットを取得したかったシステム) で名前解決がうまく機能していなかったことを意味します。
さらにこの事象をデバッグするためにはローカルシステムアカウントを使用してDataKeeper サービスをクラスター内の全てのシステムで起動してください。
この状況 (ローカルシステムがDK サービスの起動に使用されている場合) においては、Takesnapshotが機能します。
この場合、DataKeeper サービスの起動に使用されたユーザーアカウントのドメインは、サーバー自体が属しているドメインとは異なるドメインです。
これは2つの異なる dksupport ファイルで確認することができます。
- sys_name – このファイルでログオンドメインのエントリを確認し、SERVICE_START_NAME の dk_state ファイルで使用されるものと同じドメインであることを確認してください。
- dk_state – このファイルで SERVICE_START_NAME のエントリを確認し、それらが全ての3つのシステムで同一であるだけでなく、sys_name ファイルのログオンドメインに表示されるものと同じドメインにあることを確認してください。
例:
DK サービスが存在するドメイン = Domain1
DK サービスアカウントに使用されるドメイン = Domain2
ユーザーは、サーバー (Domain2) とは “異なる” ドメインのDK サービスアカウントを使用してDataKeeper サービスを起動していた。
エラー1265 は、ドメインコントローラーと通信できなかったことを示したため、Domain2 は (Domain1 に存在する) DK システムで解決できませんでした。
概要: この問題には2つのソリューションがあります。:
- ローカルシステムアカウントでクラスター内の全てのシステム上の DK サービスを起動してください。
もしくは
- DKサービスの起動に使用されているドメインアカウントが、システムと 同じ ドメインにあることを確認してください。システムと同じドメインのアカウントを使用してDK サービスを各システムで 起動してください。
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