新規の DataKeeper インストール設定時に、ユーザは DataKeeper サービスログオン ID とパスワードの入力を求められます。

DataKeeper サービスは、認証された接続を使用してボリュームのスイッチオーバを実行し、複数のサーバ間でミラーロールを変更します。DataKeeper サービスを実行するために選択されたログオン ID アカウントに応じて、サーバ間の接続を確立してボリュームスイッチオーバを実行するために使用できる権限が決まります (特に、サーバまたはネットワークの障害が発生した場合)。

以下のように、数種類のサービスログオン ID アカウントを使用できます。

  • ドメイン内の接続されたすべてのサーバで有効な、管理者権限を持つ ドメインアカウント (推奨)
  • 接続されたすべてのサーバで有効な、管理者権限を持つ サーバアカウント
  • ローカルシステムアカウント (推奨しない)

注記: ワークグループの場合は、各システム上で DataKeeper の サービスアカウントとして サーバアカウント オプションおよびサーバ名 / 管理者を使用してください。 すべてのサーバに同一の ログオン ID  および パスワードを使用する必要があります (関連する既知の問題 を参照)。

注記: 使用するドメインアカウントまたはサーバアカウントは、ローカルシステム管理者グループに追加する必要があります。アカウントには、DataKeeper がインストールされているサーバの管理者権限が備わっている必要があります。

Active Directory によるネットワーク接続が失われた場合、ローカルシステムアカウントはドメイン内で正常に認証できないことに注意してください。その場合、ローカルシステムアカウントではサーバ間の接続を確立できず、ネットワーク経由の DataKeeper ボリュームのスイッチオーバコマンドは拒否されます。ネットワーク障害などの障害回復時にフォールトトレランスを要求される IT 部門では、ローカルシステムアカウントを使用しないでください。

DataKeeper のインストール – サービスログオン ID タイプの選択

上の画面でドメインアカウントまたはサーバアカウントを選択した場合は、DataKeeper サービスログオン ID とパスワードの入力フォームが表示され、情報を入力できます。

より信頼性の高いスイッチオーバーとフェールオーバーのための、LifeKeeperとDataKeeperのサービスアカウント同期機能の提供をします。

LifeKeeper Serviceのログオン


 

すでにサービスログオン ID とパスワードを使用して DataKeeper サービスを設定している場合、サービス ID とパスワードの選択ダイアログは表示されません。ただし、管理者は、Windows サービスアプレットを使用して、DataKeeper サービスログオン ID とパスワードをいつでも変更できます。ログオン ID やパスワードを変更した後は、必ず DataKeeper サービスを再起動してください。

次の表はそれらの要件について概説しています。

環境
DataKeeper サービスの要件
DataKeeper UI の要件

同じドメイン

または

信頼されたドメイン環境

  • 同じアカウントを持つすべてのシステムで、同じ認証情報を使用して DK サービスを起動してください。

  • default = Local System Account を使用することが許可されています。

  • ドメイン管理者でログインし、DK GUI を起動してください。

  • 「run as」管理オプションを使用して DK GUI を起動してください。

ドメインサーバとワークグループサーバが混在した環境

または

個々のドメインサーバ

  • 各システムで同じアカウント名およびパスワードにてローカルアカウントを作成してください。

  • このローカルアカウントを Administrator グループに追加してください。

  • すべてのシステムで、ローカルアカウントを使用して DK サービスを起動してください。

  • DK サービスを起動するために作成したローカルアカウントを使用してログインしてください。

  • DK GUI を起動してください。

    すべてのサーバに同一の ログオン ID および パスワードを使用する必要があります (関連する既知の問題 を参照)。

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