SIOS DataKeeper および Microsoft Failover Cluster (WSFC) を使用してファイル共有リソースを保護する場合は、以下の手順に従ってください。

重要事項: フェイルオーバクラスタで、DataKeeper Cluster Editionのレジストレーションが自動的に実行されます。実行されるのは、各ノードでフェイルオーバクラスタ設定が検知されてから60秒後となります。

  1. SIOS DataKeeper の画面からボリュームの ミラー作成 します。MSCS で保護する前に必ずミラーが「 ミラーリング 」の状態であることを確認してください。

  1. DataKeeper の自動登録ポップアップを使用すると、複製ボリュームを WSFC にすばやく登録できます。自動登録するには、 [はい] を選択します。DataKeeper 複製ボリュームがクラスタの使用可能記憶域に自動的に追加されます。


WSFC フェイルオーバクラスタマネージャ を開きます。

  1. [サービスまたはアプリケーションの選択] を右クリックし、ファイルサーバリソースを作成します。ファイルサーバの役割がクラスタ内のすべてのノードにすでにインストールされている必要があります。インストールされていない場合、エラーが表示されます。

a. [次へ] をクリックします。

b. 次の画面で、 ファイルサーバリソースの名前 を入力し、 IP アドレス を指定します。 [次へ] をクリックします。

  1. DataKeeper ストレージを ファイルサーバ リソースに追加します。

a. DataKeeper ボリューム のチェックボックス (上図を参照) をチェックし、 [次へ] をクリックします。

b. ファイルサーバ の確認画面が表示されます。内容を確認し、 [次へ] をクリックします。

c. ファイルサーバ の構成概要が表示されます。 [完了] をクリックします。

d. ファイルサーバ リソースが DataKeeper ボリュームのルートパスを使用して作成されます (下図を参照)。

  1. フェイルオーバクラスタマネージャ を使用して、ファイルサーバリソースから DataKeeper ボリュームリソースへのリソース依存関係を作成します。この依存関係は、ファイル共有リソースをノード間で移動する場合にファイル共有リソースおよびボリュームリソースのサービス開始処理とサービス停止処理を調整する上で非常に重要です。

a. ファイルサーバ リソースの名前 (上図の中央パネルで選択されている項目) の上で右クリックし、 [プロパティ] を選択します。

b. DataKeeper ボリューム リソースを ファイルサーバ リソースの依存関係として追加し、[OK] をクリックします。

  1. これで、ファイルサーバリソースでファイル共有を追加する準備が整いました。ファイル共有を追加する方法はいくつかあります。

a. ファイルサーバリソース (下図でハイライト表示されている項目) の上で右クリックし、[共有フォルダの追加] を選択します。または、右パネルにある [共有フォルダの追加] 操作を使用します (下図を参照)。

b. [共有フォルダの場所] 画面 (下図を参照) で、参照ボタンを使用して、DataKeeper ボリューム上で共有するフォルダの場所を指定します。 [次へ] をクリックします。

c. [NTFS アクセス許可] 画面で、 NTFS アクセス許可レベル を選択し、 [次へ] をクリックします。

d. [共有プロトコル] 画面で、 プロトコル を選択し、 共有名 を入力し、 [共有パス] を確認して、 [次へ] をクリックします。

e. [SMB 設定] 画面で、共有の [説明] を入力し、 [次へ] をクリックします。

f. [SMB アクセス許可] 画面で、SMB アクセス許可を選択し、 [次へ] をクリックします。

g. [DFS Namespace] 画面で、DFS Namespace への発行を設定し、 [次へ] をクリックします。

h. [設定の確認と共有の作成] 画面で設定の概要を確認し、 [作成] をクリックします。

i. [確認] 画面に、ファイル共有の作成に成功 (または失敗) したことが表示されます。 [閉じる] をクリックします。

  1. DataKeeper 複製ボリュームリソースを使用したファイル共有の追加はこれで完了です。下部の [共有フォルダ] パネルに共有が表示されます (下図を参照)。

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