旧バージョンの SPS for Linux の PostgreSQL ソフトウェアからのアップグレード時、既存の SPS PostgreSQL リソースのインスタンスは変更されます。SPS ソフトウェアがサーバ上でアップデートされる際に、次の保持される値が、SPS 内部の情報のフィールドに自動的に追加されます。

  • Client Executable Location ( psql ) -保護対象のデータベースインスタンスへの接続に使用される psql もしくは同等のクライアントユーティリティの場所。アップグレード後、この値は LifeKeeper GUI のプロパティ表示で確認することが可能です。また、この値は LifeKeeper コマンドラインの set_value ユーティリティを使用して確認することも可能です。

    set_value は、LifeKeeper PostgreSQL Recovery Kit が内部のリソース情報の項目の値をアップデートするために提供される LifeKeeper ユーティリティの名前です。このユーティリティの使用は本トピックで説明されている問題、もしくは SIOSTechnology Corp. 社のサポートチームによる依頼および指示に限るものとします。

注記 : set_valueユーティリティは、正確なエラーチェックは行わないので、一般的な使用には向いていません。

  • Administration Executable Location (pg_ctl) - 保護対象のデータベースインスタンスの起動、停止、ステータス確認に使用する pg_ctl または同等の管理ユーティリティの場所です。アップグレード後、この値は LifeKeeper GUI のプロパティ表示で確認することが可能です。また、この値は LifeKeeper コマンドラインの set_value ユーティリティを使用して確認することも可能です。
  • PostgreSQL Database Administrator User - LifeKeeper が保護するインスタンスの PostgreSQL データベース管理者ユーザです。このユーザは保護対象のデータベースインスタンスへの接続および管理権限を持っている必要があります。デフォルト値は、PostgreSQL のデータディレクトリを保持している PostgreSQL オペレーティングシステムユーザになります。アップグレード後、この値は LifeKeeper GUI のプロパティ表示で確認することが可能です。また、この値は SPS コマンドラインの set_value ユーティリティを使用して確認することも可能です。
  • PostgreSQL Daemon Name (postmaster) - バックエンドで起動しているデーモン名です。この値は、データベースの最初のステータス確認時に決定されます。デフォルト値は postmaster です。アップグレード後、この値は LifeKeeper GUI のプロパティ表示で確認することが可能です。また、この値は LifeKeeper コマンドラインの set_value ユーティリティを使用して確認することも可能です。
  • Default Test Database (template1) - データベースインスタンスが基本的な接続確認を行っている間に LifeKeeper が使用するデータベースです。アップグレード後、デフォルトのテストデータベースは template1 に設定されます。
  • PostgreSQL Maximum Monitoring Hangs (LKPGSQL_QCKHANG_MAX) - この設定は、リストアやリカバリのためのフェイルオーバアクションが開始される前に、無制限な数のコネクションがハングすることからの保護を提供します。PostgreSQL Recovery Kit の監視の一部は、保護されたデータベースへの接続を必要とします。どれだけの数のコネクションのハングを許容するかは、リソース作成時に LKPGSQL_QCKHANG_MAX によって決定されます。8.1.2 以前のバージョンでは、デフォルトの値は 15 でした。バージョン 8.1.2 (またはそれ以降のバージョン)へのアップグレード後は、デフォルトの値は 2 です。この値はリソース作成時にリソース情報と紐付けて保存されますので、手動でアップデートしない限り、バージョン 8.1.2 にアップグレードする前に作成されたリソースはいずれもデフォルト値 15 のままになります。バージョン 8.1.2 (またはそれ以降のバージョン)で作成されたリソースはデフォルト値の 2 となります。値は set_value ユーティリティ を使用して確認することもできます。

 


アップグレードに関する重要事項 アップグレードを行った後、リソースを起動できない場合は、以下の事項を確認してください:

Client Executable name is not found or incorrect (クライアントの実行可能ファイル名が見つからない、または不正です)

この値は set_value ユーティリティを使用してアップデートできます。クライアントの実行可能ファイルをアップデートする構文は以下の通りです。


    /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/database/pgsql/bin/set_value <tag> ‘clientexe’ <full path to the psql utility>


    : /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/database/pgsql/bin/set_value pgsql-5443 ‘clientexe’ ‘/pgsql/clientutils/psql’


    Administration Executable name is not found or incorrect (管理実行可能ファイル名が見つからない、または不正です)


    この値は set_value ユーティリティを使用してアップデートできます。管理実行可能ファイルをアップデートする構文は以下の通りです。


    /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/database/pgsql/bin/set_value <tag> ‘osexe’ <full path to the pg_ctl utility>


    : /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/database/pgsql/bin/set_value pgsql-5443 ‘osexe’ ‘/pgsql/adminutils/pg_ctl’
複数のハング・イベントからの復旧までのインターバルの短縮 ( LKPGSQL_QCKHANG_MAX )

8.1.2 以前のバージョンでは、Maximum Monitoring Hangs の値は大きすぎました。

既存の PostgreSQL リソースインスタンスの Maximum Monitoring Hangs の値は、set_value ユーティリティを使用して見る、またはセットすることができます。

Maximum Monitoring Hangs ( LKPGSQL_QCKHANG_MAX ) の値をセットする構文は以下の通りです。

    /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/database/pgsql/bin/set_value <tag> ‘hangmax’ <number>.


    : /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/database/pgsql/bin/set_value pgsql-5443 ‘hangmax’ 3.


    注記: クラスタ内の全てのノードで値を更新するためには、-c オプションを付与してください。(set_value -c <tag>…).

この値を 確認する 構文は以下の通りです。

    /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/database/pgsql/bin/set_value -l <tag> ‘hangmax’


    例: /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/database/pgsql/bin/set_value -l pgsql-5443 ‘hangmax’

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