このセクションでは Samba リソースの設定に必要な手順について説明します。

  1. Samba の設定案を作成します。次のような項目を決定します。
    º 使用する NetBIOS 名
    º 保護して共用へのアクセスを許可するインタフェース
    º Samba の共用で使用し、したがって保護するファイル・システム
    º アクセスし保護するプリンタ(存在する場合)

ロック・ディレクトリとログ・ディレクトリの場所 使用する設定ファイルの数と設定の種類 (アクティブ/スタンバイかアクティブ/アクティブか)について検討します。たとえば、保護する Samba の共用が 4 つある場合、1 つの設定ファイルに 4 つの共用をすべて記述することもできますが、1 つのファイル・システムに障害が発生するだけで 4 つのファイルの共用すべてを含めて Samba 階層全体のフェイルオーバが発生するというデメリットがあります。別の方法として、それぞれ 1 つのファイルの共用を保護する独立した設定ファイルを 4 つ作成することもできますが、この場合、4 つの NetBIOS 名を定義して管理する必要があります。

  1. Samba 設定ファイルをステップ 1 で作成した設定案に従ってセットアップします。これには、[global] セクションに必要な命令や、使用するファイルとプリンタの共有などがあります。LifeKeeper Samba 階層に必要なグローバル命令と共用命令については、「LifeKeeper での Sambaの設定 」を参照してください。
  1. LifeKeeper で保護する IP アドレスを作成します。 この IP アドレスは、NetBIOS 名を使用してクライアントが Samba サーバに接続するのに使用されます。保護された IP アドレスは、設定ファイルの interface 命令に一致する必要があります。IP リソースのセットアップの詳細については、『LifeKeeper for Linux IP Recovery Kit 管理ガイ ド 』を参照してください。すべてのクライアントおよびその他のクラスタ・サーバ から ping を実行して、保護する IP アドレスをテストします。ローカル・ホスト(127.0.0.1) 用の保護される IP リソースは不要です。
  1. Samba デーモンを起動して、クライアント接続をテストします。

a. デーモンを起動するコマンドは次のとおりです。

s/nmbd –D –s ConfigurationFile

b. Samba ユーティリティ smbclient を使用して、次のように smbd デーモンへの接続をテストします。これは interfaces 命令で定義された各アドレスに対して実行する必要があります。

smbclient -L netbios_name -U% -I Protected_IP_Address

c. nmblookup を使用して nmbd デーモン・プロセスへの接続をテストします。これは各ブロードキャスト・アドレスに対して実行する必要があります。interfaces 命令に定義された各アドレスごとに、関連するブロードキャスト・アドレスを使用します。(ブロードキャスト・アドレスは、 ifconfig を実行すると取得できます。)

nmblookup -B broadcast_address netbios_name

  1. 1 つ前の手順で起動した Samba デーモンを停止します。これは kill コマンドを使用して行います。ps コマンドを使用して実行中のデーモン・プロセスを見つけ、 kill pid を発行してデーモン・プロセスを終了します。
  1. LifeKeeper 下で保護されるファイル・システム(Samba ファイルを管理する) を作成し、上記のステップで定義した共有を印刷します。(SPS for Linux テクニカルドキュメンテーションの「ファイルシステムリソース階層の作成 」を参照してください。) ファイル・システム・リソースは、プリント・サービス・リソースまたは Samba リソース作成時に自動的に作成されるため、この手順は省略することもできます。
  1. 1 つのファイル・システムを複数の Samba の共用で使用する場合は、保護するファイル・システム上に共用のためのディレクトリを作成します。
  1. LifeKeeper 下で保護される印刷サービス階層 (設定ファイルにプリンタ共有が定義さ れている場合に、クライアントの印刷に使用される) を作成します。
  1. LifeKeeper で Samba リソース階層を作成し、少なくとも 1 つのバックアップ・サーバに拡張します(後述の「LifeKeeper設定作業 」を参照してください)。extend スクリプ トによってSamba設定ファイルがテンプレート・サーバからターゲット・サーバの同じ場所にコピーされます。
  1. プライマリ・サーバ側で、サービス中のSamba階層が保護する共用へのクライアント接続をテストします。たとえば、Windows クライアントから共用ディレクトリにマッ ピングして、共用ファイルにアクセスできるか確認します。クラスタ内の全サーバに対してテストを繰り返します。Sambaリソースは、手動でバックアップ・サーバへスイッチオーバする方法でテストすることもできます。(「リソース階層のテスト 」を参照してください。)
  1. LifeKeeper で保護する Samba デーモンは LifeKeeper が制御するので、システム起動時の自動起動を無効化する必要があります。

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